いないいないばあ

いないいないばあ。

いないいない、ばあ。

ふう。

 

他人がいるところで赤ん坊をあやすのはなんだかまだ恥ずかしい。kは平気そうだけど。そしてまだ全然目の見えない新生児にはいないいないばあの効果はまったくない。

どちらかというとスリムに見えるn氏は、標準曲線をなぞるように順調に成長している。ほぼ母乳だが、体重増は結果的に、一日数十グラムになっているのだ。優秀である。

そう、母乳最強説。それは子どもの栄養や知能などと言った話ではない。母乳さえあれば、おとなしくなるという母親飲みに許された必殺技である。むしろ、これがないと話にならない。nの生理現象と気分に一日中、振り回されてしまう。

われわれは最大限利用しているが、最近は、こんなに母乳に頼ってもよいのだろうかと不安になって来ている。泣けば母乳、とりあえず母乳なのだ。なお、男のものではまったく効果がないことは、カラスヤサトシが実験済みだ。

 

まあしかし、よく寝るし、よく飲むし、よく出す赤ん坊なので、いまのところあまり心配はないし、あまり手間のかかる方でもないようだ。