ハイハイをしようとしない

nは、いまだに寝返りで満足している。腹這いになってしばらくすると、疲れて泣き声を上げる。仰向けにしてやると、自分でまた腹這いになって泣き声を上げるのだ。

nの表情はおおよそ幼児のものになってきた。赤ん坊ではあれ、顔つきがしっかりして来るし、機嫌の良し悪しが端からでも分かりやすくなって来る。

マットは購入済みだが、部屋が散らかりすぎて敷くスペースがない。早く片付けてくれとkに言っているけれど、いつになるのだろう。マットがあればハイハイの意欲もわくだろうか。

 

中の人が外に出てきて半年、ぼくの立場は悪くなる一方だ。まあそれはいい。ただ、理不尽なkの物言いをココに書き残してやろうと思う。

ぼくは平日働いている。稼ぎは少ないものの、フルタイムかつサービス残業で定時に帰ることなどほぼない。仕事内容はkも同じようなものだが、ぼくのほうが断然忙しく、業務量も多い。給料は同じくらいか。kはいま、育児休暇で春から3月までずっと休みだ。それにもかかわらず、ぼくに育児と家事を押し付けようとして来る。

毎日スマホばかり見て寝転がっているkは、ぼくの帰宅が遅くなると怒るし、遅い理由が飲み会(取引先との仕事)だとさらにひどくなる。毎日LINEで帰宅が何時か聞いて来る。そりゃあ、毎日赤ん坊の世話をするのは大変だし、ストレスにもなるだろう。しかし、ぼくは働いているのだ。君は家でゆっくりしているのだ。ぼくが出来ることには限界があるし、いまは君の方が時間も体力もあるのだから、君がやるべきだろう。

あなたは家事も育児もやっていないというが、お風呂に入れてるし、寝かしつけも、オムツ替えも、ほか必要なことは(当然毎回は無理だが)やっているのだ。分担はするけれど、基本は君がやるのが当然じゃないか。

そういうような口喧嘩をする日が増えた。これはたぶん、何らかの方法を考えないと、今後もかたちを変えて続くだろう。そんなのはいやなので、なんとかするつもり。